実写版『かぐや様は告らせたい』を観たのだが…。
どうも。大阪の変な人です。八色のssですが、ss作りのときに使ってたアプリが何故か消えて、データ吹っ飛んだんでしばらくお休みさせてください←
今更ながら実写版『かぐや様は告らせたい』観てみました。
ちょっとやり場のない気持ちが抑えられないのでココで感想をダラダラとまとめたいなと。
注意 ネタバレ含みます。
キャスティング
これに関しては、まあまあと言ったところで可もなく不可もなく。ていうよりも、後述しますが演出次第ではもっと良い評価が出来たと思います。
賛否両論ある白銀御行役の平野紫耀さんは個人的には良かったです。ま、御行っていうキャラクターで第一印象として残してほしかった威圧感とかっていう感じは無いですが、これはこれで良いかなと。ただ、一番の問題点。この映画では存在すら消されてるミコちゃんですが、そのミコが好きな芸能人が平野紫耀なのです。しかも、ミコは御行のことをタイプでは無いと断言してますしね。その時点で合わないと言わざるを得ないのかもしれない。
四宮かぐや役の橋本環奈さん。これは文句のつけようが無い。とにかく可愛い。以上。
藤原千花の浅川梨奈さんも文句のつけようが無いくらい再現度が高い。
石上に関しては言いたいことがあり過ぎるので後述しますが、キャスティングっていう面だけで言うなら佐野勇斗さんは合ってると思いますが、ツッコミどころが多くてそれどころじゃない。
演出と脚本
この監督は余程この作品が大嫌いなのかアニオタをバカにしてんのか、まるで分からないけど、取り敢えず観てて最高に気分最悪でしたよ。
主に映画チケットの話から生徒会解散、選挙あたりまでの話なのですが、まずそもそも石上がなぜ初っ端から出てきてんだってとこです。
恐らく続編作る気もないからこの一回で完結したいのだろうというのは分かりますが、それにしても石上はやはり途中から出て来るべきでした。
あとは、白銀のスマホデビューの話もバッサリカット。これでは何故花火の時にかぐやがガラケーを使ってるのか、初見には全く伝わらない。
挙げればキリがないですが、なぜかぐやが小学生レベルの下ネタで爆笑するのかっていうのをわかるような解説もなく、その前の話にあたる初体験はいつだったかアンケートの話も一切なく…。
御行パパも原作では変なことしてるだけのダメ親父っていう感があるだけなのに、ゲーセンやら映画やらに行くことに対してネチネチ言ってる…。こんなシーン原作にはありませんよ。
あとはね、原作では御行が石上に相談するシーン。アレなんで石上から渚の彼氏になってんの?つーか、夏休み前なのになんでチャラくなってんの?バカなんですか?っていうね。
あと、佐藤二朗だしゃ笑うなんていう浅はかな考えで佐藤二朗使うのはまじで辞めて欲しい。
原作ファンのみならず、福田雄一監督作品のファンからも怒られろ。
ホントに原作の良さをどうしたらここまで無くせるのか不思議で仕方の無い演出と脚本でしたね。とりあえず酷い。
あとね、生徒会選挙の時。
ミコちゃんは存在しないことにされてしまいますね。
なんでかぐやと御行が対立しなきゃならんのだ。
そもそも2019年当時でも原作ではミコというキャラが新キャラとして出てたはずなのに。
恐らく原作だとクリスマス辺りの話は出てたのかな?
後半はマジで映画オリジナルというべきなのか、一言で言うなら監督のオナニーでしかない。
あとね、かぐやが風邪引くシーン、これもまあ原作改変がひどすぎる。
原作では、大雨の中かぐやは御行を待つも一向に来ず、ずぶ濡れになって風邪を引いたりしてたのに、映画ではペスのチンチンからの御行の「変態!」でショックを受けて高熱。
って、意味分からんわ。
石上について
これはね、みんな書いてるし先述したとおりだけども、一言でまとめるならキャラ崩壊が酷すぎて別キャラに成り下がってる。陰キャでオタクなとこだけ強調してるから石上の良さが全く出ないし、オリジナル展開の選挙に至っては応援演説を引き受けた挙げ句に青春ヘイトを起こすというクソ展開。
もう苦痛だわ。
総評
とにかく、苦痛な2時間。
恐らくこの監督は原作に対するリスペクトが無いどころか、実写版作ってやったから感謝しろと言わんばかりのクソさ加減。
人生で最も苦痛な2時間ともいえます。
橋本環奈が可愛いくらいしかいいとこが無いってのがほんとね。